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ハンス・レオ・ハスラー  Mein G'muth ist mir verwirret 「わたしの心は千々に乱れ」 [ハスラー 1562-1612]

ドイツの作曲家ハンス・レオ・ハスラー Hans Leo Hassler(1562-1612)作曲の有名な曲です。
歌詞の内容は、一人の女性を思うただの恋の歌なのですが、この曲が有名なのは後に、JSバッハがこの曲を編曲し、あの「マタイ受難曲」のテーマ曲ともいえるコラール「血潮したたる 主の御頭(みかしら)」となったからです。
マタイのなかで何回も出てきますし、「クリスマスオラトリオ」でも使われています。




※一人でソプラノ、アルト、テノール、バス1,2を歌い多重録音しました。
2011.1.15録音
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コメント 11

Cecilia

「血汐したたる」は重苦しく歌わなければならないような感覚(先入観)がありますが、この曲は同じようなメロディーなのに重苦しさがなくて不思議です。
by Cecilia (2011-01-16 09:38) 

Promusica

そうですね。
もともと他愛のない恋の歌でハスラー本人も気楽に曲をつくったのかも。
まさか受難曲に使われるなどとは想像していなかったに違いありませんね。
by Promusica (2011-01-16 18:43) 

もとこさん。

他愛ない恋の歌が選りによってこの賛美歌とは!! あまりに極端ですね。尤もヘンデルのLascia ch'io pianga も英語や日本語では神に救いを求める深刻な歌詞がついていますが、これも他愛ない失恋の歌ですよね。でも夫々がその様に歌えばその様に聴こえますね。

by もとこさん。 (2011-01-16 23:42) 

Promusica

もとこさん。 ありがとうございます。

バッハにとっては、元歌は何でも良かったのかもしれませんね。
きっと他の曲でも「血潮したたる・・・」のような曲にできたのでは。
ただの鉄を金に変えてしまう、錬金術師のようですね。

ここまで言うとハスラーがかわいそうになってきますが(笑)
by Promusica (2011-01-17 00:17) 

arata

Promusica 様
世俗曲が、讃美歌になる例は多いですが、これはその代表と言える曲ですね。Bach がマタイ受難曲で利用したのは、当時、それだけこの曲がポピュラーだったからでしょう。Bach に編曲する意欲を掻き立たせたのですから、Hassler の作曲の力は侮れません。
arata
by arata (2011-01-17 05:20) 

Promusica

arata さんありがとうございます。
この曲は、おっしゃるとおり当時大変流行ったそうですね。
バッハがマタイを作曲したのは、ハスラーが亡くなって100年以上経ってからですから、それまで何らかの形で歌い継がれていたのでしょうね。
by Promusica (2011-01-18 00:24) 

Promusica

kakasisannpoさん
nice! ありがとうございます。
by Promusica (2011-01-19 02:57) 

Promusica

glennmieさん
nice! ありがとうございます。
by Promusica (2011-01-22 23:48) 

たこすけ

こんにちわ。
なるほど、原曲はこれなのですね。
聴いてみたいと思っていました。ありがとうございます。
by たこすけ (2011-02-08 13:37) 

Promusica

たこすけ さん ありがとうございます。
マタイからすると、あっさりしていますが、これを全く別の次元に持って行くのはさすがですね。
by Promusica (2011-02-09 04:18) 

Promusica

般若坊 さん
nice! ありがとうございます。
by Promusica (2011-08-23 02:39) 

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